高血圧症

高血圧とは、心臓から送り出された血液が血管壁を押す力が病的に高くなった状態のことです。自覚症状がないことが多く、放置していると心臓、血管、腎臓などに障害をきたし、気がついた時には取り返しのつかない病態になっていることがあります。
そのため身近に潜むサイレントキラー(沈黙の殺し屋)!と言われています。

診断基準

白衣高血圧と言って、病院で医療者が測定すると高くて、自宅でリラックスして測定すると血圧が高くない人もいます。
しかし、その逆である仮面高血圧もあるのです。
仮面高血圧、その実態は?知らないと手遅れ

♦本態性高血圧症
原因は不明です。遺伝的要素が6割、環境的要素が4割と言われています。環境的要素とは、塩分、肥満、運動不足アルコールなどです。

♦二次性高血圧症
原発性アルドステロン症、腎血管性高血圧症、薬剤性高血圧症、睡眠時無呼吸症候群、甲状腺機能異常、高安病などの血管の炎症

高血圧がほとんど本態性と決め込んで治療が行われているケースが多いのが実情です。その中には、二次性高血圧が潜んでいます。高血圧の初診にあたり、血圧の左右差が認められれば、血管の部分的な狭窄や炎症が潜んでいることがあります。また降圧剤を何種類も内服していても治療域にならない人や利尿剤を使っていないのに低カリウム血症がある人は、原発性アルドステロン症を疑う必要があります。
以前はめずらしい病気と思われていましたが、実際には血圧高値の人の数%から10%近いことが判ってきました。

一般外来における高血圧患者の原因頻度

「血圧が高いときだけ、降圧剤を飲む」という人をよく見かけますが、それは間違いです。昔、血圧が高いときに降圧剤の舌下錠がよく使われた時代がありました。最近はむしろ急な血圧変動の方が体に良くないことが判ってきました。
(参照:オリンピック過剰興奮は危ない! 24時間血圧重要)

治療にあたり、重要なこと

  1. 家庭血圧を測定し、記録しましょう
  2. 血圧以外の血管障害を起こす病態リスクを評価しておく必要があります。
    糖尿病、高脂血症、心臓血管系の合併症の有無をあらかじめ検査して把握することが必要です。
  3. 血圧変動を調べ、「モーニングサージ」や、「ノン・ディッパー型」ではないか、そのタイプを確認する必要があります。
    (参照:高血圧、タイプによって違う治療法)

血圧

合併症

脳出血

♦脳出血や脳梗塞
♦大動脈瘤
♦高血圧性腎障害・腎硬化症
♦心肥大・心筋梗塞・心不全
♦眼底網膜病変・眼底出血

将来的には認知症にもなりやすくなることが判ってきました
(参照:認知症になる人増加傾向! 高血圧高値・変動注意 )

腎障害が進行すると貧血や心臓をさらに悪化してしまいます。
(参照:CRA症候群に陥っていませんか?)

治療

日常生活で行うべきことが以下のことが基本となります。

  • 減塩:一般的な日本人は1日13gの塩分を摂っていると言われています。その半分以下にしましょう。
  • 減量:食事が重要です。糖分や脂質を摂りすぎないようにしましょう。5kgの減量で血圧は5〜7.5mmHg下がります。
  • 運動:体脂肪が使われやすい有酸素運動をしましょう。
    脈拍が「138-(年齢÷2)」ぐらいを目安に1回60分、週3回、もしくは1回30分、週数回ぐらいをひと月続けることで、血圧は数mmHg以上 下がります。
  • 節酒:過度な飲酒は控えなければなりません。長期の飲酒過多は血圧をあげると言われています。1日の飲酒量の目安としては、男性では日本酒1合ビール大瓶1本、ワイン2杯以下にしましょう。

精神的ストレスや過重労働も血圧を上げます。規則正しい生活をして、十分な良質な睡眠をとりましょう。
(参照:良質な睡眠、そのポイントとは!)

血圧の変動

また冬季は血圧の高い人は注意が必要です。暖かい部屋から急に寒いベランダや庭にでると、血管が締まることで急激な血圧上昇につながります。入浴前後でも血圧が大きく変動することが知られています。高血圧の人ほどその変動幅も大きくなります。
(参照:高齢者に多いヒートショック、血圧の変動に注意)

かがやきクリニック川口

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