設立理念

クリニック名称の「かがやく」の由来ですが、皆さんの日々の暮らしが「輝く」ことが第一と考えて名付けました。地域の多くの方が、健康で過ごせるように、そして笑顔でいられるように、私たちは医療のプロとして皆さんの健康をサポートしていきます。

高血圧症、糖尿病、高脂血症(脂質異常症)といった病気は、自覚症状がないうちに体中の血管や神経などをむしばんでいきます。そのため、サイレントキラー2015年8月24日かがやきニュース「身近に潜むサイレントキラー」参照)と言われる由縁です。動脈硬化、血栓症、神経障害など全身に及び、脳血管障害、心筋梗塞、慢性腎臓病などの重い病気を引き起こします。また最近、認知症にもなりやすいことが判ってきました。認知症の代表的なアルツハイマー型認知症は、もの忘れなどの症状がでてくる20年以上も前の中年期から、脳に老人斑の原因のアミロイドβ蛋白の蓄積が始まります。病気はすでに50歳ぐらいから始まっているのです。

アルツハイマー発症の経過

糖尿病はアルツハイマー型認知症発症の危険性を高めるばかりでなく、糖尿病に特徴的な脳の萎縮を認めることが知られています(平成28年6月7日 かがやきニュース「血糖コントロール重要!認知症予防」参照。)また中年期の血圧高値や血圧変動が、アルツハイマー型認知症を引き起こしやすくします。これらの血管性危険因子が重なることで、脳の虚血や血液脳関門(血液と脳の組織液間の物質交換を制限する機構:BBB)の破たんによって、アミロイドβ蛋白の蓄積やクリアランスの低下を起こします。その結果、脳の神経変性を招き、認知症に発展していきます。

アルツハイマー病発症仮説

生活習慣病が合併することで、認知症症状が進展していきます。血管性危険因子を減らすことが重要です。

生活習慣病によるアルツハイマー病の進行

すでに高血圧などに罹患している場合は1日の血圧変動をしっかりと把握したうえで、変動幅を減らす、睡眠中の血圧を安定させることが重要です。夜間の血圧パターンには、日中の血圧と比較して、dipper(夜間降圧10〜20%)、non-dipper(夜間降圧0〜10%)、extreme dipper(夜間降圧20%以上)、riser(夜間の方が高い)タイプがあります2015年11月19日かがやきニュース「高血圧、タイプによって違う治療法」 参照)。夜間の血圧もしっかりとコントロールし、さらには Visit-to-visit 血圧変動をも考慮して降圧療法を行っていく必要があります。当院では携帯型自動血圧計を用いて、24時間の血圧変動を評価して、薬を決めていきます。
認知症にならないための予防医学の視点からも、高血圧、糖尿病、高脂血症の治療選択が重要です。

院長あいさつ

かがやきクリニック川口院長 腰原公人

かがやきクリニック川口院長
腰原公人
(こしはらきみひと)

大学病院、市中病院、健診センター、老人・介護施設などの臨床経験を活かして、患者さん一人ひとりを、医療・介護の視点から、総合内科として診療して、輝きのある健康への歩みの手助けを行っていきたいと思います。

以下 略歴・所属学会

略歴

1978年 都立西高等学校卒業
1986年 東京医科大大学卒業
同年 東京医科大学臨床病理学教室(現 臨床検査医学分野)入局
1987年 同愛記念病院内科研修(血液学・アレルギー科)
1992年 アメリカ Red Cross 生物医学開発 Holland 研究所 研究員
1996年 東京医科大学臨床病理学教室講師
東京医科大学中央検査部副部長
2007年 東京医科大学病院感染症対策室室長
2008年 東京医科大学病院感染制御部准教授
2010年 東京医科大学病院退職後、医療系会社学術顧問、介護老人保健施設長、介護施設・グループホーム等の訪問診療を行う
  現在、NPO法人バイオメディカルサイエンス研究会バイオセーフティ講習会講師、CITI(全国医学部学生・教員教育) Japan プロジェクト外部協力教員、臨床検査認定医・認知症サポート医、医師国家試験や看護師国家試験関係の図書の執筆業務を行っている

所属学会

日本臨床検査医学会、日本検査血液学会、日本臨床微生物学会、日本感染症学会、日本化学療法学会、認知症治療研究会、日本認知症学会、日本高血圧学会

かがやきクリニック川口

〒332-0034
埼玉県川口市並木3-17-27
エムエスビル101
電話:048-299-9095
フリーダイヤル:0120-900-607
Fax:048-299-9096

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診療時間

午前 9:00〜13:00
午後 15:00〜 19:00
(※)土曜 午前9:00〜15:00
皮膚科は月曜日・木曜日の午後
物忘れサポート外来は月曜日・木曜日の午前、金曜日の午後

休診日

水・祝祭日