RSウイルス、大人がかかり重症化する!

RSウイルスの流行がピークを迎えようとしています。昨年は過去最多の感染報告数でしたが、現時点で昨年を上回るペースで増えてきており、今後の注意が必要です。特に乳幼児に多く、2歳までにほぼ全員が感染します。症状は軽い風邪から重症化する肺炎まで様々で、一度、罹患しても再感染を繰り返します。

病態別識別値であるカットオフ値の決め方

https://www.pref.saitama.lg.jp/b0714/surveillance/ryuukou.html

子供の病気と思われている方が多いのですが、実は大人も知らぬ間に罹っているのです。軽いかぜかなぐらいで本人は治りますが、乳幼児や高齢者に感染させると重症化することがあります。

2014年 茨城県の介護施設(入所者91名)において、24名に発熱、咳などの呼吸器症状が出現、5名が肺炎を発症しました。施設内感染が起き、感染者24名のうち、21名が同一フロアーでした。

感染経路は咳やくしゃみによる飛沫感染と汚染された環境を介しての接触感染で伝播します。

治療目標のための病態識別値

成人においてもCOPDなどの慢性呼吸器疾患の症状を急性増悪させることもあり注意が必要です。

米国疾病管理予防センター(CDC)でも、手洗いの励行や咳エチケット(咳やくしゃみの飛沫防止)をするように呼びかけています。感染者が出た場合は、周囲の環境もアルコール製剤でこまめに消毒しましょう。感染対策が第一です。残念ながら、予防できるワクチンはなく、早産の乳児、先天性心疾患・呼吸器疾患を有する乳幼児などの特殊なケ―スで使える抗RSVモノクロナール型抗体製剤だけです。発症後に使える抗ウイルス薬もありません。

例年、RSウイルスのピークを越えるころに、インフルエンザの流行が加速度的に始まります。これからが、日頃の感染対策の姿勢が試されるシーズンです。

平成27年10月26日

 

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