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インフルエンザ、早期診断・早期治療が重要!

2009年、新型インフルエンザ(A型 H1N1pdm09)の世界的な大流行、それまでの主流であったソ連型に替わって、香港型とともに現在も流行株として残っています。そのウイルスに対するタミフルなどの抗ウイルス薬の発症後の投与までの開始日数別の効果(生存率)が世界の78もの研究報告からまとめられました。発症後2日以内に薬の投与を開始した人を対照として、投与開始までの日数が遅れるほど、グラフが経過とともに下に落ちていく=生存率の低下、するのが判ります。ハザード比をみると、すなわち2日以内に治療開始をした人に比べて、発症後3日目に治療開始した人では78%の生存率低下があることを意味します。4日目では80%の低下になります。分母が小さいと、このハザード比は大げさにでますが、集計数の絶対数は多く、信頼性が高い結果と言えます。重症化を防ぐためには早期治療が何よりも重要です。

治療開始時間別の生存率

早期治療、そのためには早期診断が不可欠、クリニックでは「富士ドライケム IMMUNO AGカートリッジFluAB」を検査で用いています。従来の迅速検査法はウイルス抗原を抗体ではさみこんで捉えたら、標識抗体中の金粒子の発色を目で見て陽性か陰性かを判断します。発色が薄いと迷うことがあります。富士ドライケムでは、金粒子の大きさを100倍以上に増幅し、さらにその発色を機械で高感度に捉えます。

その結果、インフルエンザ発症後の診断までの436名の経過では、6時間以内に診断がついたケースが全体の40%を占めています。過去に発熱して病院を受診したけど、翌日検査に来ないと診断がつけられないと言われた方もいるかと思います。インフルエンザの症状の特徴に突然の発熱があります。これから流行シーズンを迎えます。急に寒気を感じてきたり、体調不良を感じたら、迷わずに早めにクリニックを受診しましょう。

発症からもしくは発熱からの診断までの経過時間

2015年12月21日

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