痛くない(?)インフルエンザワクチン接種時期

大分秋らしい気候になってきました。冬を迎えるにあたり、インフルエンザに対する準備が必要です。毎年、1000万人が罹り、インフルエンザで亡くなられる方が1000人以上、超過死亡(インフルエンザ流行がなければ避けられた死亡)数は、年間1万人に及ぶと言われています。
昨年度の日本呼吸器学会のサーベイ参加施設による集計でも、60歳以降に入院患者数は多くなり、亡くなられる方もいます。心臓や呼吸器疾患、糖尿病の人、そして施設入所者など集団生活をしている人は、特に対策が重要になります。

インフルエンザ関連入院患者2016〜2017年

インフルエンザ予防として、まずはワクチンの接種が欠かせません。ワクチンは接種後、2週間ぐらいから効果が出始め、5か月ほどその効果が持続します。毎年の流行状況を想定して、10月以降から遅くても12月中旬までには接種しておきましょう。

インフルエンザワクチン接種時期とその効果

ワクチン接種をすれば絶対にインフルエンザを発症しないということは残念ながらありません。しかし、接種せずに発症した人が接種していたら、防げていたその効果は死亡回避という面では80%以上に及びます。またインフルエンザ罹患後に発症する肺炎の原因菌としては、重症化しやすい肺炎球菌が最も多いことが判っています。65歳以上の方は流行の前に肺炎球菌のワクチン接種も済ませておきましょう。
「ワクチン接種は痛い!」という固定観念から、接種を後回しにしないでください。接種時の痛みを少しでも減らせるように工夫して接種します。

痛みを少しでも減らせるような工夫(くふう)

「思ったほど痛くない。」と感じられるように、大学病院勤務時代には感染対策部門で活動し、毎年何百名もの病院職員のワクチン接種を行って、培われてきた経験を活かしたいと思います。

平成29年10月5日

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