骨粗鬆症予防・ビタミンD役割と必要量

年齢を重ねてくると脆くなる骨、骨粗しょう症は、将来寝たきり状態にならないために、予防すべき重大な病気と言えます。一般的にその診断は骨密度で行われます。
罹患率は70歳以上の女性において、大腿骨で評価すると40%以上、腰椎で評価すると30%に及び、どちらか一方で診断すると70%以上の人が該当します。 男性でも3割は該当します。そしてそのうちの80%以上が医療機関で治療を受けていないと言われています。

骨粗しょう症の年代別有病率

まずは毎日の食事で心がけることとして、カルシウムやビタミンの十分な摂取が挙げられます。
今回はビタミンDについて説明します。 体内で代謝されたビタミンDは骨の形成や吸収を調整するばかりか、筋肉に働いて筋力強化やバランス機能の改善も担っています。

ビタミンDの吸収・代謝・役割

毎日、15分以上の日光浴で皮膚からビタミンD3が作られます。さらに重要な事は食物からの摂取です。摂取されたビタミンDは、肝臓、そして腎臓において代謝されることで、活性型ビタミンとなって機能を発揮します。カルシウムと一緒に摂取することで、小腸においてカルシウムの吸収も高めてくれます。
成人における必要なビタミンDの1日量は、5.5㎍と言われていますが、骨粗しょう症の人ではその3〜4倍は摂る必要があります。魚にはビタミンD3が、きのこ類にはビタミンD2が含まれています。

ビタミンDを多く含む食品

骨粗しょう症の人、そして高齢者はこれらの食品を積極的に摂りましょう。きくらげを使ったサラダや炒め物、鮭やいわしなどの魚料理、ご飯にしらす干しやいかなごの佃煮を添えるのもいいでしょう。美味しく食べて、骨折を防ぎ、寝たきり状態にならないようにしましょう。

平成28年9月21日

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