糖尿病,薬始めましょう、ちょっと待った!

「健診の結果、糖尿病です。まずは内服薬ではじめましょう。年齢的にもU型ですね。」ちょっと待って!以前は小児期に急に発症した糖尿病はT型糖尿病でインスリン療法、大人になって発症したら、U型糖尿病だから治療は内服薬という考え方が主流の時代がありました。

感染症とRo基本再生産数

表1で示した現在の糖尿病の分類をみてください。
T型糖尿病に分類されている「緩徐進行自己免疫性1型糖尿病:SPIDDM」が見逃されていることが多いと言われています。糖尿病発症時に、インスリンでなく内服で始めた患者さんのうちの7〜10%が、実はこのSPIDDMです。表2で成人における各タイプの特徴をみてみるとU型糖尿病と比較して、年齢に差はありません。やややせている(BMI低め)のに、HbA1cが高い人は若干、SPIDDM疑う程度です。

ワクチン未接種集団での感染拡大

もし、気がつかずに糖尿病薬であるSU剤(アマリール、グリメピリド、オイグルコンなど)グリニド系(グルファスト、スターシス、シュアポストなど)の内服を継続すると膵臓のβ細胞(インスリン産生)が加速度的に破壊されます。臓器障害を起こさないよう食事制限(糖質制限)をしっかりと行い、早期に少量でもインスリンを使っていくことで将来的な膵臓の予備能を長持ちさせ、合併症を防げます。

ワクチン接種集団での感染推移

では、どのようにこのタイプを見つけるのでしょうか。
膵臓に関連する自己抗体を調べることが必須です。抗GAD抗体を、まず調べます。この値が10U/ml以上の場合は診断ができます。もし10未満の場合は、他の抗体(抗IA-2抗体)を調べる必要があります。ただし、発症後時間が経過していると抗体がすでに陰性となっていることがあります。その場合は、Cペプチドインデックス(空腹時血中C-ペプチド×血糖/100)が、0.8未満の時にインスリン療法が必要と言えます。

平成27年10月9日

 

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