昨年と違うインフルエンザワクチン、効果は?

今年のインフルエンザワクチンは4価!昨年までは3価(A型株2種+B型株1種=3価)、何が変わったのでしょうか。まずは過去4シーズンのインフルエンザの流行をグラフで振り返りましょう。

腎機能の年齢に伴う推移

腎機能の年齢に伴う推移

昨年(2014/2015)、 A型はAH3亜型が主流で10月末の早めに流行が始まりました。B型に関しては年明けてから、ワクチン株に相同性の近い山形系統が過去3シーズン流行しました。ただ、ビクトリア系統(グラフのオレンジ線)も2年前、4年前に流行しています。例年のワクチンではB型は山形系かビクトリア系統のどちらか一方が入り、AH1pdm09、AH3と併せて3価です。今年からは、より一層、ワクチンの効果を確かにするため、2系統のB型を入れて4価とすることでカバーできる範囲を広げました。また、昨年のAH3亜型の流行株とワクチン株(A/ニュヨーク/39/2012)との一致性が低く、流行の64%が抗原変異株でした。その結果を踏まえ、今年度は流行株に類似した株(A/スイス/9715293/2013)に変更となっています。

血清クレアチニン値と腎機能(GFR)の関係

昨年、ワクチン接種を受けたけど罹患したから、もう今年はいいなんて言わないでください。65歳未満の成人で有効率(接種しなかった人がもし打っていれば防げた確率)は70〜90%と、確かに100%ではありません。しかし、グラフにあるようにインフルエンザワクチンの生産が多くなり、日本の超過死亡(流行に起因するインフルエンザ・肺炎の死亡者)が経時的に減少しました。ただ、一時期、ワクチンの副作用が問題となり、接種が止まり、その結果、死亡者が急激に増えた痛い歴史があります。ワクチン接種行為は自らを守ること以上に公衆衛生学的に社会的な使命とも言えるのではないでしょうか。

平成27年9月18日

 

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